社会・未来について

太陽光発電ライフ4ヶ月
夏の電力レポートと次の課題

えねこやに入会してから5年。会員のみなさんのオフグリッドライフを見たり地球温暖化問題を勉強させてもらううちに、自然と私も太陽の光で発電したいという気持ちが湧き、今年5月いよいよ我が家にも太陽光パネルを設置。4ヶ月が経ちました。

蓄電池なし、太陽光パネルのみのスタート

導入当初のレポートは以前の記事でご紹介た通りですが、蓄電池の導入は見送り太陽光パネルだけのスタートでした。我が家は、10年前に建てたオール電化住宅。お湯は深夜電力を利用してお湯を沸かすエコキュートですが、このエコキュートもそのまま使っています。

2階がリビングで日当たりがとてもいいため、冬場でも日中は暖房を使うことはほとんどありません。しかし夏場は、ものすごい暑さ。エアコンはフル稼働です。昨年からテレワークになりその電力使用量はさらに多くなりました。

夏場にこんなにたくさんの太陽の光が我が家の屋根に降り注いでいるのに、このエネルギーを利用しない手はないと、夏場に間に合わせる形で5月の工事を実現しました。
12 枚設置した355wの太陽光パネルからの発電量は、合計1時間あたり最大4.2kW発電という計算。実際に5~7月は4kWを超える時も多くありました。

昨年との電気料金比較

そして待ちに待った夏到来。今年は電気代を気にすることなく快適な夏になりました。設置からは梅雨もあり今年は雨の多い8月でしたが、効果は大きくありました。
※請求月は、前月13日〜当月12日

6月
・昨年:¥12,754(514kWh)
・今年:¥ 7,893(352kWh)
7月
・昨年:¥13,855(522kWh)
・今年:¥ 8,409(358kWh)
8月
・昨年:¥17,286(608kWh)
・今年:¥10,985(366kWh)
9月
・昨年:¥22,236(780kWh)
・今年:¥11,386 (378kWh)

このようにエアコンを使わない6月、7月でも5000円安くなり、8月は7000円、9月は10,000円以上も安くなりました。7月からは売電も始まり、1ヶ月目のその売電額は2700円でしたので、費用効果としてはこれを上記金額に上乗せして考えることができます。
お金を目的で始めた太陽光発電ではありませんが、こういった効果が目に見えると嬉しいものです。

ちなみに7月からは、東京電力から100%再エネのハチドリ電気に切り替えました。購入する電気も含め我が家で使う電力は、すべて再エネになりました。

次なる課題:昼間に使いきれない電力

このように夏場は期待通りの効果がみられましたが、発電量と消費量をみると8月でさえ、晴れた日の昼間の発電量はほとんど使い切ることができず、夜間にお湯を沸かすエコキュート使用時の電力消費量がとても多いことが見えてきました。

◆5月16日(晴れ)の発電量と消費量
日中はほとんど電力を使わず、夜間の消費量だけが多い。

◆8月5日(晴れ)の発電量と消費量
日中はエアコンで消費しているが、それでも使いきれていない。
夜間の消費量は変わらず多い。

余った電力の活用法:蓄電池と昼間発電タイプのエコキュート

上記グラフで見えてきた夜間電力を使うエコキュートの消費電力の多さ。現在では日中の太陽光発電でお湯を沸かすタイプもでているので(半分はまだ夜間電力を使うそうですが)、まずこれは導入したいアイテムです。
それから今一番関心があるのは電気自動車。昼間に充電をすれば有効活用できる上、ガソリンを使わず自分で発電したエネルギーで走れるなんてとってもエコです。自動車のバッテリーを蓄電池として使えるといったことも聞いているのでそれは理想的です。

あとはやはり「電気をためる」という発想は、蓄電池に自然にたどり着きます。太陽光発電をシステムで連結された蓄電池に貯めることが、便利に有効に電気を使うことができるのだろうなと感じています。

社会的にも再生可能エネルギーや、太陽光発電へシフトしていく流れが加速しています。今後蓄電池などの技術も進化し、価格も下がってくるのではないかと期待もできますし、動向を見極めながら私の太陽光発電ライフも進化させていきたいと思います。

 

ちょっと宣伝:
太陽光発電工事でお世話になった金山製作所さんのwebサイトとパンフレット、スタジオネオで制作させていただきました。自分の経験が、コンテンツ制作にかなり生かせたかなと思ってます。
ちなみに、太陽光パネル設置コーディネートでお世話になった一般社団法人えねこやさんアトリエ六曜舎さん、それから我が家の建築設計してくださった中村高淑建築設計事務所のサイトもスタジオネオ作です。

 

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