スタジオネオは、8名で運営するデザイン会社です。
20代前半から40代まで。
こんな小さな会社に、これだけの優秀な人材が揃っているなんて、私自身が信じられないほど、それぞれに素晴らしい個性と能力を備えたクリエーターたちです。
そして。気がつけば、彼女たちはみな女性でした。
若さとパワーのある女子に、子育て中の女性や、不妊治療をしながらの就労も応援してきました。子連れ出勤もあり。地方に転居したスタッフがリモート勤務していたのは、3年前です。
さまざまな属性、ライフスタイルの女性たちが、それぞれの働き方で活躍しています。
設立から13年も経てば、長年勤める社員にとってはそのライフスタイルも大きく変化していきます。
好きな仕事を、出産や子育てのためにあきらめるなんてもったいない事です。会社としても優秀な人材には、短時間でも、週3日でも2日であっても、いてもらえることが会社にとっての財産になります。
スタッフ個人の人生のスパンでみても、会社の将来を見据えたスパンでみても、「長期的に継続できる柔軟なシステムづくり」が大切だと考えています。
私自身も、今は成人した息子を育てながら、デザインの仕事をしてきました。デザインを通じて社会とつながっている感覚は、母親だけでない一人の人間であることを感じ、大きな充実感と達成感を得られるものでした。
それと同時に仕事以外のプライベートな時間が、人間としての私を大きく成長させてくれました。子育てする時間の中で母親として成長することはもちろん、保育園や学校でのボランティア活動、母親同志の交流は、視野を広げていくもので、仕事へのフィードバックもありました。
私の場合は子育てでしたが、女性の生き方にこそ多様な選択肢があります。
決して子供を産むことだけが女性の幸せではありません。人と関わりながら、社会と関わりながら、必ずその人に与えられた果たすべき使命があります。それは仕事を通じて実現できることもあります。
スタジオネオの社員はもちろん、全ての女性たちに、与えられた人生を最大限に生かし、人生を豊かにしていってもらいたいと願っています。