生きること

オンラインで「情報」は共有できるが、「感情」の共有できない。

先週日曜日のNHKスペシャル、「コロナ禍が与えた影響」が興味深かったです。
オンラインと対面のグループ、それぞれの会話している時の脳波の状態を比較実験。対面だと全員が同じ波形になるのに対し、オンラインではバラバラの波形。同じ空間で会話をしていると、皆が同じ感情になっているのです。

オンラインで「情報」は共有できるが、「感情」の共有できない。
という言葉。この3年間のテレワークやオンライン授業を振り返り、まさに、と思いました。

スタジオネオでは、テレワークで情報のやりとりをしながら仕事をしていて、その「情報」の共有方法が効率化し、生産性をあげることができました。

一方で、月に一度のスタッフが揃う出社日。1日を終えて帰宅すると、なんとも言えない充足感に満たされ、幸福感さえ感じます。テレワークに比べ、明らかに私の「感情」の中に入ってくる情報量が違うのです。
テレワークの経験があったからこそ、会うことの大切さを痛感するものでした。

しかしそれが毎日である必要があるかというと、そうではないと思っています。社員にとっての働きやすさや効率性を天秤にかけて、その頻度は杓子定規ではなく、個々人によっても違うもので、バランスをみて決めていくべきだと思っています。

しかし子どもの育ちに関しては、もっと違う観点で見ています。
3年間もマスクで表情を覆われた中で育った子どもたち。笑顔が人の心に与える影響は大きく、直接会って感情を共有する機会を多く持つことが、心の育ちにとってとても最も大事なことだと思います。

この3年間のマイナス要素を覆すほどの、子どもたちの力を信じたいと思います。

 

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