障害のある方が作った作品をデザインとアートの力で魅力を引き出し、社会が必要とするサービスや商品を創出するフクフクプラス・シブヤフォントさんの展覧会に行ってきました。
フクフクプラスさんは3年くらい前にその活動を知り、当時驚きと尊敬の存在でした。
デザインとアートの力で、障害のある方の作ったものがこれほどまでオシャレに映り、商品としての力を持ち、ブランド価値を高めながらビジネスとして成立させていることが、「デザインが力になる」という事例を目の当たりにし、目指すべきものが現れた感覚でした。
会社組織を存続させるためには利益を上げる必要があり、それが簡単でないことを私も身に染みて感じています。
その中で、これだけの事を実現していることには驚きで、一体どのようにしているのだろう。私にはその気持ちがあっても、とてもそんな力はない。フクフクプラスの存在と活動は、私にとっての大きな関心事でした。
そんな中、先月オーガニックコットンの種まきイベントに参加し、そでそこで偶然にもフクフクプラスの共同代表の福島さんも参加されていて、予期せぬご縁をいただきました。そして今日訪れたこの展覧会。
今度は共同代表の磯村さんと高橋さんにもお目にかかり、たくさんのお話を伺うことができました。シブヤフォントのおしゃれな商品たちは、障害者の方と、桑沢デザイン研究所の学生さんによるコラボレーションであること。それをシブヤフォント(フクフクプラス)が魅力ある商品として形にしていること。そして、渋谷区の支援事業であること。
フクフクプラスさんの事業として取り組んでいる、障害者の方が描いたアート作品を企業にレンタルするという取り組みもとても興味深く、その絵画がとてもあったかくて、その絵を見ているだけで幸せな気持ちになるものばかりでした。
デザインの職能を社会貢献として生かして活動している姿に、大きな刺激をもらいました。
私も、デザインの力を信じて歩んでいきたいと思います。
展覧会情報
障がいのある人のモノづくりを革新したシブヤフォントとフクフクプラスの展示会
展示日時:2021年5月23日(日)〜5月31日(月)11:00〜17:00
展示会場:渋谷キャスト スペース
https://fukufukuplus.jp/25942/