会社経営のこと

2022年 新年を迎えて
マイナスを飛躍に変える原動力に

今日は株式会社スタジオネオの15回目の仕事始めを迎えました。
昨年は過去最高の売上と営業利益を上げることができ、これまでを振り返り今朝のミーティングでは以下の話をしました。

スタジオネオの15年は、お客さまに満足と感動を与えることで次の仕事を呼び込み、自然と成長する形でここまでやってこきました。しかし常に順風満帆だったわけではありません。厳しい時代もあり、波がありながらここに至ることができました。

ここで大切だと思うことは、失敗したりマイナスな事象が起きた時に、どのような姿勢でいるかで次の未来が決まるという事です。

もちろん失敗はないに越したことはないのですが、小さな失敗は、その加減や次に失敗しないコツを学ぶことができます。特に若い社員は、その失敗で落ち込むこともあると思いますが、小さな失敗は致命的な失敗をしないための貴重な経験を得ることができ、それが成長につながります。

またクライアントや上司に迷惑をかけてしまった時には、真摯に謝罪した上でその対応次第では以前よりもその人物に対して信頼を感じることもあります。私も以前、クライアントの案件でミスがあり対応を終えた社員が、退社前に私のところにきて「今回は本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げにきた真っ直ぐな目から、この人物は信頼できる人物だと評価があがったという経験があります。このような非常事態にこそ、人間性に触れることができるものです。

一方で自分ではコントロールできない外的な影響で、マイナスな状況に落とし込まれることもあります。
新型コロナウィルスのパンデミックは、世界的に爪痕を残した歴史的に見ても大変なできごとでした。人間の行動が抑圧される事態に陥りまりましたが、その中で私たちは、テレワークやweb会議システムなどを使用し、デジタル化が一気に加速するきっかけにもなりました。働き方の選択肢が増え、住まい方の価値観も大きく変わり、エネルギーの使い方をも見直すなど地球環境にも目を向けるといったプラスの効果も与えられました。

長い人生、歴史においても波はあるものです。
1歩進んで2歩下がったとしても、1歩しか戻れないか一気に飛躍できるか、次に何歩進めるかは失敗した時の対応の仕方で決まると思うのです。

マイナス的な事象が起きた時こそ、人生における肥やしを培う時間となると感じています。
目の前の悲しみや苦しみに心が閉じてしまう時もあると思いますが、長期的な大きな視野を持ち焦らず、熟成するまでに待つことも大事だと思います。
そして変化に順応することを恐れず、次の明るい未来をつくるために、今という時間を大切にしなやかに過ごしていってもらいたいと願っています。

 

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