
テキスタイル・デザインから、服、インテリアへと暮らしに寄り添うさまざまなデザインを創り出すmina perhonen の展覧会を足を運びました。
「mina」はフィンランド語で私を意味し、「perhonen」は蝶を意味するとのこと。「mina」が暮らしに寄り添うさまざまな領域に活動を広げ、蝶のような美しいデザインが無数に広がり、羽ばたいていくという願いが込められた名前だそうです。
私が怒涛の忙しさの中、見に行かなくてはとの思いに至ったのは、友人から送られてきたこの展覧会のコンセプトの写真。「つぐ」という言葉に綴られたこの言葉たちへの共感でした。

1滴の想いや思想から、素材や人間の労働を経てデザインへつながり、社会という大海原へときはなれていく。
その終着点は、人と社会の喜びや利便性をつくること。
不安や不便を改善すること。
その連鎖が、社会にとって希望ある好循環になること。
スタジオネオがデザインを通じて実現したい姿がこの言葉に中にありました。


展覧会の構成は、ミナ・ペルホネンのデザインやプロダクトの世界を十分に堪能したあと、それを実現する職人さんや工場のものづくりの世界に導かれていきます。プロジェクターで映し出された工場の世界は、まるで自分がものづくりの現場に入り込んだような体験を与えてくれる空間でした。職人さんたちのインタビュー動画からは、多くの人に届けるための機械を使った手法でさえも、そのこだわりの品質は職人さんたちとの綿密なやりとりの上に出来上がっていることを知りました。
私たちがデザインをする意義、ものをつくるという労働の意味と価値を再確認する時間でした。

