月の放つ冷たく微妙な光。
そして、その空間の中で感じることのできる時間の流れ。
月自身がもっている時間尺度としてのサイクルと、
その周期と 呼応する地球上の生命体。
日常生活においては、これらを認識することなく見落とされがちである。けれど、私たちは確かにそれらの作用を受けながら存在している。忘れかけていながらも、そんな微妙で曖昧なものに気をとめる瞬間、開けてくるもうひとつの世界がある。そしてそのゆったりとした時間の中に身を埋めてゆく。そんなシーンの体験によって、日常の中で忘れかけていた感覚を、ひとときでも感じてもらえることができるのら・・・。
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